taoの一生モノコレクション

所有しているお気に入りのモノを紹介するブログ

J.M. WESTON(ジェイエムウェストン)/Golf(ゴルフ)

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これまでとは毛色が違いますが、大切な靴なので紹介しようと思います。

購入の経緯

妻から婚約指輪のお返しとして買ってもらいました。

お返しに何を買ってもらうかめちゃくちゃ悩みました。せっかくの記念品なので、5,6万円以上はする高価な品がいいなという思いはありましたが、そのような価格帯で欲しいものは特になかったんです。

最近結婚して婚約指輪のお返しにオールデンの靴を買ってもらった友人がいたので、その友人に相談したら、やっぱり革靴をお勧めされました。フォーマルなシーンでも使えるような革靴なら、今後の人生で履く機会は必ずあるし、おじいちゃんになっても使えると言われ、確かにその通りだと思い、他に欲しいものもなかったので革靴に決めました。その友人は大学からの付き合いですが、言うことを聞いておけば大抵は後悔しません(笑)。案の定、革靴で後悔はありませんでした。

とりあえず革靴に決めたものの、革靴の知識が全然なかったため、今度は何の革靴がいいか悩みました。仕事は一応スーツで革靴も履きますが、もともとスーツや革靴のようなフォーマルなアイテムは好きじゃなかったんです。スーツや革靴がなぜ世の中に定着しているのかというと、機能的に洗練されているから浸透したのではなく、正装だから浸透しただけです。スーツはガシガシ着るとすぐに痛むし、ネクタイは特に意味のないただの飾りだし、革靴は蒸れやすくて歩きにくく、おまけに伝統的なものはソールが革なので滑ります。それなのにめちゃくちゃ高かったりします。正装という役目を終えたら、身に付ける人は極端に減るだろうし、自分はまず身に着けないでしょう。と、そんなふうに考えていたため、革靴についてあまり調べたことがなかったんです。

しかし、革靴について調べていくうちに、どんどんハマッていっちゃいました(笑)。もともと革靴に全く興味がなかったわけではないんです。革靴は経年変化を楽しめるというのはもちろん知ってたし、いい年になってきたんでカッチリした服装もしたいなあと思っていた頃でもありました。機能的じゃないのに高いというのが納得いかなくて、なかなか手を着けられずにいただけだったんです。これを機にとうとう革靴の世界にも足を踏み入れることができました。

ただ、革靴を探す中で、やっぱり機能性というのは譲れなかったので、ラバーソールであることを条件としました。そして、カッチリ目の服があまりないのでカジュアルな服にも合わせられそうなものがいいなということで、パラブーツのシャンボードが候補に挙がりました。登山靴で採用されるノルウェイジャン製法というのも、カジュアル感が増してグッドでした!ただ、試し履きしたら甲が高すぎて羽が閉じちゃうし、踝に当たって痛いしと、全然足に合わなかったんです(泣)。

シャンボードと同じような靴はないかなあと探していたら、JMウェストンのゴルフが見つかりました。ただ、ゴルフはシャンボードよりドレッシーなうえ値段は倍近くするんで、正直微妙です。それでも、履くだけ履いてみようと思い、後日試し履きしてみました。すると、めちゃくちゃ足にフィットしたんです!JMウェストンの靴はウィズをA~Fで選択できるので、フィット感に妥協しなくていいんです。靴はフィットしてナンボです。高級な靴ならなおさらです。せっかく歩きやすいように設計されているのに、フィットしなかったらその良さを最大限に発揮できません。そんなわけで、結局ゴルフに決めました。あと、もともとフォーマルなシーンでも使える靴ということだったんで、今思えばシャンボードじゃなくてゴルフで正解でした。

と、購入の経緯はかなり長くなってしまいました(特に前半部分)。自分のポリシーに反しての購入だったということで、簡潔にまとめられませんでした(泣)。

JMウェストン ゴルフ

せっかくなんでゴルフについて深く調べてみました。

正式名称はThe Golf derby 641です。1955年にゴルフ場の芝生で履くために誕生したそうです。

ソールはハルボロラバー社のリッジウェイソールを採用していて、ゴルフの純正ソール底面にJMの文字が入ってます。

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 アッパーはJMウェストン傘下であるタンナーのデュプイ社のボックスカーフを採用してます。これまではロシアンカーフというのを採用していたようですが、安定供給できなくなってボックスカーフに変えたようです。ロシアンカーフは肉厚でタフ、ボックスカーフはキメが細かくてドレッシーらしいんですが、ネットの写真で比較する限りでは違いは全然わかりません。

ゴルフは耐久性や歩きやすさから昔はジャーナリストに人気だったようで、ジャーナリストシューズとも呼ばれています。自分が履いた感想としても、確かに歩きやすいです。自分の足にフィットしていることやソールが厚いことが理由だと思ってます。

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JMウェストンの靴は万力締めが有名ですが、店員さんいわく、それはあくまでローファーだけの話のようです。確かにゴルフは紐靴なんで、幅は閉め具合で調整できるはずです。ゴルフでキツすぎて足が痛くなる場合は、単純にサイズが合ってないだけです。

Myゴルフ

2019年に青山のJMウェストンで購入しました。ブラックのボックスカーフでサイズは6Cです。ほんとはタフと言われているロシアンカーフが良かったんですが、しょうがないです。せっかく良い靴を買うんで、ケチらずにシューツリーとクリームも純正のものを買った(買ってもらった)んですが、総額で15万くらいになっちゃいました。

この写真は購入した日に撮った写真です。

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シューツリーがキツキツでバネが閉じきってしまってます。かなり強引に入れないと入りません。シューツリーのサイズは店員さんが選んでくれたんですが、本当にサイズが合ってるのか疑問です。こんなキツキツで靴に負担がかからないか心配なので、長時間入れっぱなしにしないようにしてます。

ゴルフは履く頻度がかなり少ないです。購入してから十数回しか履いてないと思います。平日は朝の満員電車で踏まれる危険があるんで履いてません。一方、休日だと合う服がないんであまり出番がないんです。エイジングが進んでませんが、いちおう今の状態を載せます。

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ヒール部分にいつのまにか深い傷が入ってしまってました。ちょっとショックです。 

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あまり出番がないのでエイジングがなかなか進みませんが、変化が見られてきたらまた掲載しようと思います。